【クライアントの声】コーチとの対話で “ゴールと最初の一歩” が明確になり、理想に向かって着実に進めた - 藤橋 悠

人生100年時代、今後さらにライフスタイルやキャリアデザインが多様化します。

一人ひとりに合う人生戦略を描けるからこそ 『自ら考え抜き、答えを出し、実行し、修正し、実現する』このサイクルを回せると人生100年時代で持続可能な自己実現が出来ます。

LCPコーチングは、目標や課題を達成・解決を支援するサービスではありません。

人生100年時代の必須スキルともいえる「自らの力で目標を達成し、自らの力で課題を解決する」といった自らの力でキャリアや人生を築いていく力を最大化するサポートをします。

今回は、コーチングを活用いただいた藤橋 悠さんから実際に受けてみた感想やご自身の変化などを語っていただきました。

この記事では、以下のような疑問をお持ちの方の参考になるかと思います。

コーチングを受けてみたい?

コーチングはどんな効果がある?

コーチングはどんな流れで進める?
 

 

表面的な能力開発でなく、本質的な変容

ーーコーチングを受けようと思った、最初の動機はなんでしょうか?

そうですね、
 
これまで目を向けていなかった部分に焦点を当てて、人間的に成長したいと思ったからですね。
 
元々「長所伸ばすこと=人間的成長」だと思ってたんですよ、それが一番早いだろうと。一方で、自分が苦手と思っていることとか、あまり重要視していなかった部分も、見方によっては伸び代になると思ったんです。
 

 
前後しますが、いま色々な分野の挑戦をしていて、新たな出会いが増えてきています。その中でより信頼を勝ち得てゆくためにも、その伸び代に向き合うのも大事かなという想いがあったんです。きっと、僕自身が変わって、もっと魅力的になれば、僕の周りの人達も「もっと何かやってみたい」「何か面白いこと出来そう」と変わっていくんじゃないかと思ったんですよね。
 

そういう自分になるためには、小手先の知識や能力を身につけるよりも、内面的な変化に重きを置きたいと思ったのが最初のキッカケですね。

ーーコーチングを受ける際、不安や懸念はありませんでしたか?

あー、不安ですか。全然なかったですね!
 
僕の場合は「コーチングって何だろう?」と前もって調べていたことと「コーチングでされるような質問」を体験したこともあったので、なんとなくイメージがついていたからですね。
 

 
あと、僕なりのコーチングの捉え方としては、後輩の成長をサポートする時って並走する感覚でサポートする方が成長する実感はあったんですね。それと同じことを頼める存在がコーチだと思っていました。だから、最初の説明を受けた時もイメージ通りという感じですね。


 

コーチングで得た、多面的視点と弾力的思考力

ーー実際にコーチングを受けて、どんな変化・成長を実感されました?

僕だけではなく、周囲の仲間にもスポットが当たるようになりましたね。
 
僕は本業の傍ら、道玄坂チェリーズという野球のチームの監督をしています。以前は「チームの活動=僕」みたいイメージがあったんですけど、僕だけではなく「皆で一緒に◯◯できないか」というようにチームの仲間にもスポットが当たるようになりましたね。これは、もちろんタイミングなどもあると思いますが、自分自身の内面の変化とか働きかけが周囲にも影響していると思っています。

ーーご自身の変化が、周囲にも影響を与えたのですね!他にもありますか?

あー、他の変化でいえば、
 
何かを始める前に「目的は何か?」と意識するようになりました。
 
コーチングの中で「今日、一緒に目指すゴールは何か?」「何のためにこの時間を使いたいか?」などと目的について問われることが多いので、何事に対しても目的を考えるようになりましたね。例えば、読書をする前に「この本を読み終えた時、何が身についていれば嬉しいか?」とか、テレビを観る際も「観た後、何を得られてらより良いか?」と自問をするようになりました。目的意識を持つと、その時間の過ごし方というか濃密さが変わるのはもちろん、終わった時の満足感というか納得感が違いますね。


 

望むゴールに対し、シンプルに行動

ーーコーチングをライフスタイルに取り入れて一番良かったことはなんですか?

さきほどの変化の話とも通じますが、物事を多面的に見れるようになったことですね。
 
コーチングのなかで「過去は?」「今は?」「未来は?」「相手側から見ると?」「第三者視点で観ると?」「全体から観ると?」などと様々な角度から質問をしてもらったんですが、この見方ってすごい大事だと思いましたね。
 

 
自分も含めて、おそらく人って1つの事象が起こった時にどうしても主観的に捉え、主観的に判断します。


 
その”主観的な視点”に“相手側の視点” “第三者の視点” などを加えたことで、全体像から課題の本質を捉えることができるようになりました。また、繰り返し問われるうちに、「他の見方はないか?」「どうしたら双方にプラスになるか?」「まずは何をすると良いか?」という視点が自然に出てくるようにもなりました。
 

 
ここまで思考を発展させていくと、場当たり的に動くよりも物事がスムーズに進みますし「このゴールに向うために、◯◯さんに働きかけをしよう」などとゴールを見据えながら行動できるので、未来への期待感も高まるんですよね。

ーー他にもコーチングを受けて良かったことがあれば教えていただけますか?

あー、そうですね。
 
望むゴールに対して、シンプルに行動できるようになりましたね。
 
なんていうかな、、、自分の気にしなきゃいけない範囲っていうのを明確になったというか…。実例を挙げると「◯◯をやるのに心理的な壁がちょっとある」という話をした時「それ、本当にやんなきゃいけないんですか?」と問われたのがすごく印象的で。「あっ、やんなくていいか!」と思ったんです(笑)「本当に?」と問われたことで、望むゴールに対して「この道しかない」と思いこんじゃってる自分に気づかされたんですね。
 

 
確かに、冷静に考えると「右じゃなくても、左の道でもいいんじゃない?」「一旦立ち止まってみる?」「そもそも本当に目指したいゴールって何だっけ?」などなど、“ゴールそのもの” も “ゴールへの道筋” も、様々な選択肢がありますからね。この様に考えるようになって、自分にとって大事なものだけが残って、それ以外が削ぎ落とされていきましたね。こういった思考の柔軟性も、自分のライフスタイルにコーチングという枠組みを取り入れたことによる副産物の1つかもしれないですね。


 

挑戦を通じ “やろうと思えばできる自分” に

ーーコーチングを受けた半年間で、一番チャレンジングだったことは何でしょう?


 
あー、あれかも。
 
「つまんないことを継続する、心の強さを身に着ける」というアクションですね。
 
やった自体は「そんなこと?」と思うかもしれないですけど『毎朝ウォーキングする』でした。1ヶ月くらいやったかな。それで、いい効果を実感したんです。
 

 
もともと、何かを積み重ねるということは「自分にはないな」とか「出来ないな」と思ってました。イチローも「日々の積み重ねが、人と違う高みにいける道」って言ってるわけなんですけど、この挑戦のお陰で「やれば出来んじゃん」と自信になりましたね。

「こんなつまらないことを継続してやれるのか」と。「やろうという思った時にいつでも出来る自分」であるということが、自分の中でも証明できました。自分1人だったら、そんなこと絶対に挑戦しなかったので、背中を押しつつ、隣で見てくれているコーチがいて初めて挑戦できたっていう感じですね。

ーーそうなんですね!その自信は何をもたらしました?

そうですね、それから仕事とかも、丁寧に数字分析なんかを始めたりしたんですよね。
 
やり方は知っていたし、なんとなく頭の中にはざっくりとはあったんですけど、それを記録をとったり分析したりして、自分の傾向とかを見て「この部分が課題だから、ここを伸ばそう」「このやり方は成果が出ているから続けよう」という仕事の仕方を出来始めました。この取組みのお陰で仕事のパフォーマンスにも気持ちにもムラがなくなりましたね。

ーー「ウォーキングできた」という単純な話でなく「継続できる自分を育てる」という取り組みなのですね!


 

補助輪としてのコーチの介在価値

ーー改めて「コーチが人生に介在する価値」を教えていただけますか?

そうですね。

例えば、地図も持たずに暗がりや知らない世界を歩く時「自分1人で考えてても限界がある…」「いま自分は、果たして正しい道を歩いているのだろうか?」と考えたり、不安がついてくるんですよね。

その「1人じゃダメだ…」ってときにも、2人がかりとか仲間がいれば不安も減ると思います。さらに、その仲間がコーチとなると「自分なりの正解(道)」がわかるっていう意味では非常に価値があります。結局、1人じゃ出来ないことを、気持ちの面・考え方の面の両方をサポートしてもらってるっていう感覚ですね。
 

 
だからこそ、僕みたいな軟弱ピヨピヨの人でも(笑)サポートさえあれば走れるし、サポートが外れた時にも、補助輪なしで自転車がこげた時の感覚があります。その補助輪取れるところまでを、一緒にやってくれるっていうのが、コーチ、コーチングの介在価値ですね。

ーー頭と心に補助輪をつけているイメージでしょうかね。

そんなイメージですね。
 
「一足飛びにここまで行く」っていうのが出来る人はいいんです。しかし、実際は多くの人が、見知らぬ土地を一人でサクサクと進むことに難しさを感じると思います。だからこそ、「これならできそう」という目標をいくつか立てて、一歩一歩ステップを踏むことを続ければ、気づいたらゴールにたどり着きます。最初の何ステップかをコーチにフォローしてもらえば、あといけると思うんです。
 

 
僕が「補助輪」と呼んだのはその部分で「そこまで連れてってらえれば、あとは出来る」って人は多いと思います。自転車に補助輪をつけて走ってても、スピード乗ってきたら、補助輪を外しても走り続けますもんね。よくある絵ですが、お父さんが子供の後ろで自転車を押して「離さないでね、パパ」と言われながらも、ある程度スピードが出てきたところで手をパッと離すと、いつの間にか一人で自転車に乗れてる。みたいなことってありますよね。それに近い体験だったように思います。

ーー飛行機もロケットも離陸にエネルギーの大半を使うって言いますもんね。やはり、最初の一歩が肝心なんですね!

最初の一歩は肝心ですね。
 
ところで「カイジ」って漫画の話をしていいですか?
 
あの漫画って、主人公のカイジが借金まみれになって、地下で強制労働させられる羽目になるんですね。それで少ない金をもらいながら借金返済にあてて、トンネル工事なんかをずっとやるんです。


 
強制労働させられてるやつらはそのままでは精神が持たないから、「1日外出券がいくらです」っていう、ちょっとした飴も与えられるんですよ。ただそれが金額としては非常に高いんです。だから「いっぱいお金稼がなきゃいけない」っていう状況に陥ります。それで、そのカイジっていう人は1日外出券を手に入れて「そのままバッくれたい」っていうことを画策するんですけど、そのお金を貯めようとしているカイジに対して、組織側は毎日ビールやおつまみ売って阻止しようとするわけですよ。
 

 
するとカイジは「明日から頑張ればいいか」ということを考えるんです。

それで、ついついビール飲んじゃったり、1回飲みだしちゃったら「つまみも欲しい」とかなちゃって「明日頑張ればいいか」「今度やろう」となるんです。組織側がそれを見て「明日から頑張ればいいと思ってるだろうけど、今日頑張れないのに、明日はない」ということを言うわけですよ。

明日から頑張るのでなく、まずは今日を頑張る。
 
この話って、自分自身がおかれている状況にぴったりかなって思うんです。
 
毎回のコーチングのなかで「今日は何について考えて、どこまで話を進められたらハッピーか?何を明確できたら嬉しいか?」を問われます。そこから話が進んで「遠くの目標に対し、今日これを頑張る」っていう考えがでてきます。この発想がなかったら、ゴールなんていつまでも届かないんですよね。明日から急に頑張れるわけないので、だからこそ、目先の短期的、超短期的目標を立てる癖付けしていく必要がありますし、その手法を自分のものとしてインストールできたっていう意味では非常に感謝ですね。


 

一歩を踏み出すための思考プロセスを獲得

ーーそんなコーチングですが、どんな方にオススメですか?
 

基本的には「1人で出来る人は1人でどうぞやってください」という感じですね。
 
ゴールが決まっている人は、何かしら動いたり、もがいていると思うんです。ただ、そのゴールが決まっていても、自分で走り出すには、それこそ「最初の1歩目がわからない」とかあると思うんです。コーチングでは「本当は何をやりたいの?」「それがゴールで良さそう?」「そのために今日は何をするの?」っていうような問いかけを結構されるんです。この問いかけによって自分のゴールと、最初の一歩が明確になって動きやすくなります。
 

 
そもそも、1人でやろうとしなくてもいいこと結構あるんですよ。
 
別にしなくていい苦労を、無理しなくてもいいと思います。別に、課題解決のプロになりたいわけでも、目標達成のプロになりたいわけでもないので。人間、1人じゃないのでその道のプロに頼ればいいと思います。

ーーありがとうございます!


 
▼ プロフィール|藤橋 悠
 

 
本業の傍ら「大人が本気で悪ふざけ!」をコンセプトする草野球チーム “道玄坂チェリーズ“ の監督を務める(野球の経験なし!)。その他、音楽イベントの企画やラジオ番組のプロデュースなども行う。
 

 
道玄坂チェリーズ
 
https://cherrys-shibuya.tokyo