人生100年時代、今後さらにライフスタイルやキャリアが多様化します。
一人ひとりに合う人生戦略を描けるからこそ 『自ら考え抜き、答えを出し、実行修正し、実現する』このサイクルを回せると持続可能な自己実現が出来ます。
今回のインタビューは、ご自身もプロコーチとして活躍する秋山剛志さんからコーチングの感想や変化を伺いました。今回、3回目の継続コーチングとなります。
❙ コーチングは1つのイベントごと
ーー今回が「3回目の継続コーチング」になりますね。どうして受けようと思われたんでしょうか?
すこし稚拙な表現かもしれませんが「爆速で成長したい」という想いからですね(笑)
「目先の悩みや困りごとを扱いたい」というより「中長期的なゴールをスムーズに達成するため」とか「自分をさらに変化・成長させていく」という目的でした。
ーーいわゆる、その時の課題っていうのはなんでしょうか?
自分もプロコーチとしてコーチングをしているので、自分自身のコーチング事業を広めるためのアイデアを紡いだり、それを確実に実行に移すことですね。どうしても1人で考えてると「あれ、いつもと同じ答えだ」「同じこと繰り返してる気がする」みたいにぐるぐるするので。
その状態でも困りはしないんですが、もっともっと自分が成長すために「ああ、コーチングを受けて、加速させたいな」と思ってたんです。
ーー1人でやるセルフコーチングと、コーチによる伴走がある違いはなんですか?
そうだな…、コーチと一緒のほうが、圧倒的にチャレンジしやすいですね。
もちろんセルフコーチングで目標やアクションプランは立てられますが、どうしても1人でやると「これくらいでいいかな」と、無意識的に目標などにガラスの天井を作ってしまうんです。制約というか。
一方で、コーチに伴走してもらうと、ちゃんと思考の道筋の管理もしてくれるので「よし、これをやるぞ」という目標を描けます。そして、アクションプランも明確になるので、着実に実行できますよね。
ーーでは、友達に話すこととコーチングで話すことの違いを教えてもらえますか?
んー。なんだろう。
コーチングは、体育祭や文化祭みたいな「ひとつのイベントごと感」があるんです(笑)正しい表現か分からないですが、いい意味で常識にとらわれていなかったり、型にハマっていない感じがするんです。
例えば、ちっちゃい頃とかって、すごく自由な発想で話していたと思うんです。
「秘密基地を作ろうぜ」とか「冒険しようぜ」とか(笑)コーチングでは、そういう自由さが許容されているというか、「あらゆる制約を脇において、考えを巡らせて良い」ということが約束されてるっていうか。だから、遊び心がある感じかな。
これは、たぶんコーチングの機能っていうよりも、勇輝さんだからっていう要素も大きい気がします。それは普段のやりとりとか、SNSとかの発信も見聞きしているので。
❙ コーチングならではのワンランク上のチャレンジ
ーーいつもコーチングの時間はどんな雰囲気ですか?
いつも笑顔の絶えない雰囲気ですよね。毎回、1回は大笑いしいてる気がします(笑)
もちろん、ただ楽しく話すだけではなくて「1人では深められない深さ」まで思考しますし「1人だと選択肢に挙がらないようなチャレンジ」なんかも一緒に考えています。
ーー毎回のコーチング、受ける前と受けた後ではどんな気持ち変化がありました?
受ける前はワクワク感。受けた後はワクワク感にヒリヒリ感がプラスされています(笑)
というのは、冒頭にもお伝えしましたが、今回のコーチングのテーマが「爆速で成長する」なんです。
だから「生ぬるいアクションを設定して終わりたくない」「ワンランク上のチャレンジをやりたい」という気持ちがあったんですよ。それもコーチングを始める前に勇輝さんに伝えていました。
それもあって、毎回コーチングが始まる前は「よーし、今回はどんなチャレンジを自分に課してやろうか」みたいなワクワクと期待感がありました。それで受けた後は、予想を上回るようなチャレンジを宣言している自分がいたんです(笑)
なんだろう…例えるなら、当初は「県大会で優勝しよう」と思ってたのに、楽しく話しているうちにいつの間にか「関東大会で優勝するぞ」に変わってたみたいな。「うわ、言っちゃった」って(笑)だから良い意味でワクワク感とヒリヒリ感が残るコーチングが多かったです。
ーー1番印象的な「一人なら絶対にしなかったチャレンジ」は何でしょう?
…何でしょうかね、ありすぎて(笑)
んー。でも、一番は「1ヶ月で断られそうなお願いを60回(1日2回)する」かな…。これは本当にやる前からドキドキでたね。一見、このチャレンジって理解しがたいと思うんですが、長期的なビジョンを見据えてのチャレンジだったんです。
これから自分のコーチング事業を発展させていく上で「人に躊躇なくお願いごとができる自分になれる」とかは大事な要素と分かったので。その目的に向けたチャレンジでしたね。
❙ 「まだまだ変化も成長もできる」と実感
ーー変化や成果も教えてもらえますか?
見えるところでいうと、やっぱりクライアントも増えましたし、コーチングをする時間も増えたというのはありますね。
見えないところでいうと……何だろうなぁ、人を巻き込むようになったかな。
それこそ「1ヶ月で断られそうなお願いを60回する」というチャレンジを経て、お願いすることがそんなに苦じゃなくなった…というか「他人を信頼するようになれた」かもしれないです。
なんだろう、ずっと怖かったんですよね…なんか。
「周囲からどう思われるかな?」とか「自分が今やってることは、どう思われるかな?」とか「友達からどう見えてるのか?」とか。でも、人にお願いをたくさんしたことで、人のことを心から信頼できると思えたんです。
「周りの人はそこまで自分に批判的じゃない」みたいな。勝手に否定されることを想像して怖がっていましたけど、お願いをしてみたら全然拒絶されなかったですもん「なんで断られないんだ?」って思うくらいに(笑)
ーー他に起きた変化や成長はありますか?
そうですね、あとは「自分のコーチングに自信が持てた」とかもありますね。
心の何処かで「自分のコーチングで人って変わるのかな?」みたいな、わずかながら不安がありました。もちろん、自分も今までコーチングを受けて変化成長しましたし、自分のクライアントも変化成長しているんですけど。ちょっとだけあったんです。
ただ、今回改めてコーチングを受けて「あれ、まだまだ自分って変われるんだ?」「まだまだ成長できるんだ?」と実感したので「コーチングで人は変われる」という自信を持てないわけがないですよね。身を持って体験しているので。
日々、確信感がどんどん増していくので、コーチングがもっと楽しくなりましたし、自分のコーチングに圧倒的に自信を持てるようになりましたね。
ーーその確信や自信によって、どんな変化がありました?
自信をもって、自分のコーチングについて発信できるようになりましたね。
あとは、確信感を持ちながらコーチングをしているので、クライアントに与える影響も大きいなって感じています。こういう自信ってすごく大切だと思うんです。
例えば、食事でも自分自身が心から「美味しい」と思えている食事じゃないと、気持ちを込めて人に勧められないですし。コーチングも同じで、ちょっと生々しいところでいうと、人にお勧めする時の言葉もちょっと変わってくると思うんです。
❙ 100%で自己実現に注力
ーー継続コーチングを、繰り返し活用する価値ってなんでしょうか?
これは間違いなく「100%で自己実現に力を注げること」ですね。
以前の継続コーチングでは、目先の課題をクリアすることで精一杯だった感じでした。ただ、それも大事で、そういう期間があったからこそ基本的な不安事や悩み事を、自分自身で解決できる力が養われました。
それで今回の継続コーチングでは、そういった土台があったからこそ「自分がより成長していくため」「自分の人生をより良くするため」「自己実現していくため」といった自己実現や目標達成にずっと時間を使えていた気がします。それもあって「今回がコーチングの醍醐味」と強く実感しています。
ーー「今回がコーチングの醍醐味だ」と強く実感されたんですね。
はい、そうなんです。
これって同じコーチから継続的にコーチングを受ける醍醐味のひとつでもあると思うんです。それこそ、お互いに見知った中なので、信頼関係もありますし、共通言語もありますし。
コーチ側も焚き付けやすいでしょうし、自分側も「勇輝さんならいいでしょ」みたいな。言い方が適切かわかりませんが使い勝手が分かってるんですよね、お互いに。
1~2回目で事業を作って独立して、今回の3回目でそれを広げていくっていう。そういう流れも一緒に経験しているからこそ、「100%で自己実現に力を注ぐこと」ができたのだと思います。
もちろん、はじめましてのコーチも自分の知らない世界を知っているから、そういう新たな発見は増えますよね。
❙ “ゲーム感覚” で取り組めた、挑戦の数々
ーーコーチングのない日々と、コーチングのある日々の決定的な違いは?
そうだな…コーチングのある日々は「人生が少しゲーム感覚になる」という感じがします。例えば、すごく簡単なゲームって長くは続かないじゃないですか。簡単すぎてやりごたえがないっていうか。
ほどほどの難しさがあるから、ゲームにも面白みが出てくると思うんです。だから、コーチングの期間中は、困難さが伴うことが楽しく感じられたり、難しいことに意味を持たせられたりしますね。
あと、単調な作業も楽しく感じられるかもしれません。
例えば「レベル上げ」ってゲームでは単調作業とだと思うんです。でも「レベルが上がって強い敵が倒す」という目標があれば、いつの間にかその単調作業に意味を見出せたり楽しくなることって、ゲームでもあると思うんです。
自分の日常に話を戻すと、普段なら「めんどう」とか「難しい」と放棄しそうなことも、コーチングを受けていると目標や理想を強く意識するので、困難なことや単調なことも「目標達成の仮定」などと意味づけできるんです。
ーーそのゲーム的な枠組みはどうやってうまれているんでしょうか?
まずはコーチングを「やる」と、決意した瞬間に生まれるかもしれないです。
例えば、ドラクエをせっかく買ったのに「最初のボス倒したらOK」なんて人はいないでしょうし「全クリするぞ」と意気込むと思うんです。
だからコーチングも「やる」と覚悟を決めた瞬間から「これをやり切るぞ」というゲーム的な枠組みは始まってますね。
あと、コーチングでは6ヶ月とか1年といった期間で、いくつかの目標を設定して、その実現を目指します。
これもゲームに置き換えると「半年間でラスボス倒す」と目標を決めたら絶対に倒したいですし、もし倒せなくても出来るだけ前に進みたくなるじゃないですか。そうやって考えていくと、日常でおこるすべての体験が「ラスボスを倒す意味」に変換されるんですよね。
ーーそのゲーム的な枠組みに身を投じると、日常ではどんな違いがありますか?
なんだろう。「朝起きた時の感覚が違う」は1つあるなって思いました。
朝起きたときから、ずっと「プラス5%」くらい気持ちが乗ってるような状態が続くんですよね。あとは「出来ないかもなー」っていう無茶というか挑戦もしたくもなりますね(笑)
それこそずっとそういう状態なので、コーチング以外の時間でも勝手にチャレンジをはじめたことも沢山ありました。自然発生的に色んなことをやりましたね。
❙ “人を巻き込んだ挑戦” をしたい人にオススメ
ーー最後に、LCPコーチングは、どんな人に向いていそうでしょうか?
「成長したい」「もっと学びたい」という素直な好奇心を、周りに伝えられる人ですね。
もちろん最初から伝えるのは勇気がいりますが、周りを巻き込むとチャレンジの範囲も、成長や変化の幅に間違いなく大きくなると思うんです。
それもあって、自分のやっていることを周りに伝えられる人が一番合うでしょうし、よりLCPのパーソナルコーチングを活用できるんじゃないかなと思います。
ーーその一方で合わなそうな人はどんな人でしょうか?
そうですね、自己完結することをやりたい人とかですかね。
例えば、目先の課題を解決していきたいとか。自分の頭の中をとにかく整理したいとか。人生の未完了を完了させたいとか。それは別のコーチングでいいかもしれないです。
もちろん、未完了を完了させるためのコーチングも大切ですが、LCPのコーチングに関しては、そこよりは周りを巻き込んだり挑戦したりするために活用するほうが、より旨味というか醍醐味を感じられるかもしれないです。
ーーありがとうございました!
▼ プロフィール|秋山剛志
大学卒業後、酒類業界の大手専門商社に入社。
生産者招致イベント、セミナー、催事、などの企画や運営に携わる。
コロナ禍において思うように働けない無力感や20代のキャリアにおいて「本当にやりたいこと」に向き合わずなんとなく生きてきたことに後悔を感じ、コーチングを受ける。
その後、自身も本格的にコーチとしての人生を歩み、2021年よりプロコーチとして独立。人材開発事業「ミライジク」を創業。支援実績は100名を超え、現在は20代ビジネスパーソンを中心とした未来に向けた行動変容を促すキャリアコーチングを提供。
▼ HP
https://co-takeshi.com
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